会員各位

当学会ならびにDCB関連5学会に対して4月上旬、「第31回の大会長講演において、DCBを
人工血管挿入例に対する狭窄病変の治療選択肢として強調し、適正使用指針を遵守する意
思がないかのように受け取れる内容であった」とする意見書が提出されました。
これに対し、当学会は関連5学会へ回答いたしましたが、本件について6学会による協議会
が開催される運びとなりました。これを受け、当学会では改めて理事会を開催し、当該発表
内容について再度精査を行いました。

このアンケートは保険適応や適正使用指針とは切り離し、純粋に治療選択の考え方を問う趣
旨で実施されたものでした。しかしながら、発表時にその前提や趣旨について十分な説明・
共有がなされておりませんでした。そのためアンケート内容を知らずに聴講すれば誤解を招
く可能性があったことは、否定できないと判断いたしました。

本発表はDCB適正使用指針に反する治療を前提としたものではなく、また、学会としてその
ような治療を推奨する意図もありませんでした。しかし人工血管においても DCB を治療選
択肢として強く推奨しているかのように受け止められたことは、当学会が反省すべき点と考
えます。

今回のアンケートは将来的な治療の可能性や発展性を議論する趣旨を含むものでしたが、学
術情報の発信方法及び伝達の在り方に配慮が足りませんでした。今回の意見書を踏まえて今
後のより良い学会運営に資するために活かしてまいります。

学会からの発表に関しては倫理委員会、外部理事の要請を検討し適正な学会発表に繋げてい
きますので、今後も学会運営にご理解とご協力を賜れば幸いです。

2026 年5月15日

一般社団法人 透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会
理事長 宮田 昭