会長挨拶

会長挨拶

 第24回透析バスキュラーアクセスインターベンション治療研究会は、2019年3月2日に新たな方向性で、「シャント管理の本流を目指して」をテーマに開催いたしました。
 今まで、AVF、AVGの作製・修復についても、討議してまいりましたが、進化したVAIVTによって全体における割合が減少しています。同時にVAIVTに関わる関連科の医師は増加しているのが現状です。透析内科、腎臓内科、泌尿器科、放射線科、血管外科、心臓血管外科、循環器内科、一般外科医といった多数の科の医師が透析アクセスに関わっています。AVF・AVGの良好な作製があって初めて成り立つ治療であり、議論が尽くされたわけでもありません。しかし、より焦点のぼけない集約された研究会となるようにカテーテル(VAIVT用、留置カテーテル)に特化した論議を今後は行っていく方針といたしました。
 それに加えて、動画による実技を見せていただくセッションを募集しました。循環器科では、生配信を会場に映し出す手法も多く取られているようです。百聞は一見に如かずと言いますが、見て覚えろと言われた時代は過去の物でしょう。近くで見せてくれる医師がそうそういるはずもなく、動画配信されたものがあふれている時代ですからそれを使わない手はありません。やはりどんなに上手な文章による解説よりも、巧く撮られた動画を見せられる方が理解しやすいに違いないということもあります。
 今後も多くの術者の手技を習得できる場であったり、失敗に学ぶ場であったり、新たなデバイスを知る場であったり、他科の考え方を学ぶ場としてこの研究会が発展していくことを、世話人を代表して考えていきたいと思います。
 昨年度新たに募集した施設会員と個人会員はそれぞれ60施設と215人(2019年10月現在)となっています。更に、多くの会員による充実した研究会にするために、近く42編の論文からなる研究会論文集を発刊の運びです。
 微力ながら今後も当研究会会長として、この研究会を牽引していく所存ですので、ご協力よろしくお願いいたします。

 2019年11月吉日
透析バスキュラーアクセスインターベンション研究会
会長 天野 泉